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百人一首ニュース 皆既月食と百人一首3番歌人柿本人麻呂と契沖

今日は皆既月食でした。

釧路で皆既月食の観察会

で、あと7時間ほどで以下(↓)のニュースにある会が開かれます

かぎろひを観る会:あす万葉公園で開催--宇陀 /奈良

"かぎろひ"といえばなんといっても百人一首3番歌人柿本人麻呂の超有名な(↓)この歌

東(ひむがし)の野にかぎろひの立つ見えてかへり見すれば月西渡(かたぶ)きぬ
(ひむがしののにかぎろひのたつみえてかへりみすればつきかたぶきぬ)

"かぎろひ"とは、 上記リンク記事を引用すると・・・

>厳寒の晴れた日の夜明けに、太陽の光が水蒸気に乱反射して東の山の稜線を黄、紅色に染める珍しい天然現象

人麻呂歌のように、夜明けにちょうど西に月が沈むということは 

○(←月)   ○(←地球)   ○(←太陽)   
【西】                   【東】

このように、太陽と地球と月が一直線に並んでいるということ。なので地球の影が月に落ちて
皆既月食にもなる、と。実際、今日、釧路で観測できた、と。

で、御存知のとおり万葉集は漢字で表記されていてほんとうはどう読むかはわかりません。
太陽と月の東と西のほのかな明かりのシンメトリーについて万葉人はどう表記したかというと・・・

東野炎立所見而反見為者月西渡

わぉ、さっぱりわからん。平安時代にはもうよくわからなくなっていたらしい。

最初はこう(↓)読んでいました。

(あずまののけぶりのたてるところみてかへりみすればつきかたぶきぬ)

いまひとつぱっとしないかも、の読み。
が、このブログタイトル下の説明にある我らが契沖、構造を気にする契沖が、するどい指摘をするわけです。
「東野」と「西渡」は首尾対なのだから"ひむかしのの"ではないかと。

これがきっかけで、紆余曲折あるものの、現在大人気の

(ひんがしののにかぎろひのたつみへてかへりみすればつきかたぶきぬ)

この訓(よ)みが定着するのです。

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『人麻呂の暗号』という、万葉集は韓国語で解明できるとするトンデモ本があるのですが、おおっとうなる
箇所がまったくないわけではなく・・・・・・契沖説を拡張。

東野炎立所見而反見為者月西渡
○○△××■××■××△○○

○○は東と西が対称
△は空のほの明かり同士
■は”見る”

と、シンメトリー構造を指摘しています。

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漢字の場合、より一層、太陽と自分と月との一直線な感じ、とあと、自分中心に東に昇る太陽、西に沈む月(もちろん満月)のシンメトリーを表現できている感じで、ぐっときます

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花院堂ぶぶ

Author:花院堂ぶぶ
百人一首構造研の代表をしています。

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